UCIが新レースカレンダー(ワールドツアー)を発表
- 2020.05.06
- グランツール ジロ・デ・イタリア ツール・ド・フランス ブエルタ・ア・エスパーニャ 特集 | 新型コロナ
- UCI, ジロ・デ・イタリア, ツール・ド・フランス, ブエルタ・ア・エスパーニャ

UCI(国際自転車競技連合)は5月5日、UCIワールドツアーの新レースカレンダーを発表した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、3月後半からレース活動は中断しているが、コロナ問題収束後のレース再開を目指して、レース主催者、チーム、選手らの代表とUCIは協議を重ねてきた。
UCI理事会(UCI Management Committee)、プロフェッショナル自転車競技評議会(Professional Cycling Council; PCC)の承認を経て今回の新日程が決定した。
これに先立ってUCIは全レースの中断期間を7/1まで延長、WT(ワールドツアー)カレンダーのレースについては8/1まで中断と決定しているため、新日程は8月1日にスタートすることになる。
今回の新日程に含まれるのは全25レース(うち2レースについてはまだ日程が決定していない)。5つのモニュメント(ミラノ~サンレモ、ツール・デ・フランドル、パリ~ルーベ、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、イル・ロンバルディア)を含んだ17のワンデーレースと、3つのグランツールを含んだ8のステージレースで構成される。
今回発表された、WT(ワールドツアー)レースの新日程は以下の通り。
8月1日 ストラーデ・ビアンケ(イタリア)
8月5日-9日 ツール・ド・ポローニュ(ポーランド)
8月8日 ミラノ~サンレモ(イタリア)
8月12日-16日 クリテリウム・デュ・ドーフィネ(フランス)
8月16日 プルデンシャル・ライドロンドン・サリークラシック(イギリス)
8月25日 ブルターニュクラシック・ウェストフランス(フランス)
8月29日-9月20日 ツール・ド・フランス(フランス)
9月7日-14日 ティレーノ・アドリアティコ(イタリア)
9月11日 グランプリ・シクリスト・ド・ケベック(カナダ)
9月14日 グランプリ・シクリスト・ド・モントレアル(カナダ)
9月29日-10月3日 ビンクバンク・ツアー(未定:通例はベルギー・オランダ)
9月30日 ラ・フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー)
10月4日 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)
10月3日-25日 ジロ・デ・イタリア(イタリア)
10月10日 アムステル・ゴールドレース(オランダ)
10月11日 ヘント~ウェヴェルヘム(ベルギー)
10月14日 ドワルス・ドア・フラーンデレン(ベルギー)
10月15日-20日 グリー・ツアー・オブ・グアンシー(中国)
10月18日 ツール・デ・フランドル(ベルギー)
10月20日-11月8日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)
10月21日 ブルッへ~デパンヌ3日間レース*(ベルギー) *ワンデーレース
10月25日 パリ~ルーベ(フランス)
10月31日 イル・ロンバルディア(イタリア)
※全ての日程について、新型コロナウイルス感染拡大の状況によって変更となる可能性がある。
日程未定: ユーロアイズ・サイクラシックス(ドイツ)
日程未定: エッシュボルン〜フランクフルト(ドイツ)

UCIより発表されたWTレースの出場選手数についてのルール
- グランツール 8名
- それ以外のステージレース 7名
- ワンデーレース 主催者が7名か6名かを決定(PCCの承認要)
(7名枠の場合、6名出場でもチームにはペナルティなし)
UCIより発表された、UCI国際カレンダー登録料についてのルール
大会のキャンセルが新型コロナウイルスの感染拡大の影響による場合、主催者に国際カレンダー登録料の支払いは求めない。日程変更のための追加料金も発生しない。
健康安全に関するUCI運営委員会
UCIメディカル・ディレクター、グザヴィエ・ビガール教授のもと、選手、チーム、チーム医師、主催者の代表からなる運営委員会が構成され、シーズン再開に向けてレースで採用されるべき健康安全基準や行動規則について検討する。
他カテゴリーの新レースカレンダーについて
UCIプロシリーズ、Class 1, Class 2, UCIネイションズ・カップ、 アンダー23、ジュニアのカテゴリーのレース、そしてクリテリウムの新カレンダーについては、各国の連盟と討議の上、5月20日までに発表の予定。
text:五色の猫
-
前の記事
レース再開後の安全対策│チームは3分割に、移動は最小限に(トレック) 2020.05.03
-
次の記事
いまさらですが、よろしくおねがいします。 2020.05.06