レース重複は避けられなかった│UCI会長ラパルティアン
- 2020.05.08
- グランツール ジロ・デ・イタリア ブエルタ・ア・エスパーニャ 特集 | 新型コロナ
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UCI国際自転車競技連合が、2020年5月5日に、新たなワールドツアーカレンダーを発表した。
8月1日から11月8日までの3ヶ月と8日間、つまりぴったり100日の間に、世界選手権を含み男子24大会・106日間(+未定の2大会・2日)、女子19大会・40日間を詰め込まねばならなかったのだから、決して一筋縄では行かなかったようだ。
UCI会長ダヴィド・ラパルティアンは共同インタビューで以下のように語った。
すべてのレース主催者と意見を交換した。ここに至るまでに長い過程を要した。もちろん世界の状況、特に自転車レースの盛んな国の状況も注意深く追いかけた。全会一致でこのレースカレンダーを採用できたことを嬉しく思う。
引用: l’EQUIPE.fr 2020年5月5日 David Lappartient (président de l’UCI) : « le programme du mois d’octobre a été le plus compliqué à établir »
レースカレンダーによると同日に別の場所で2つのレースが開催される機会は16日。3つのレースが重なる機会さえ6日もある。
・9月11日 ツール+ティレーノ+GPケベック
・9月13日 ツール+ティレーノ+GPモントリオール
・10月18日 ジロ+フランドル+広西ツアー
・10月20日 ジロ+ブエルタ+広西ツアー
・10月21日 ジロ+ブエルタ+パンヌ3日間
・10月25日 ジロ+ブエルタ+パリ~ルーベ
また中でもジロ・デ・イタリアが、最も重複に悩まされることになる。7つのクラシック(うち2つはモニュメント)に加え、ブエルタ・ア・エスパーニャとさえ6日間に渡り会期が重複する。
10月のスケジュール作りには最も苦労させられた。クラシックがあるからだ。ジロ側はできる限り重複が少なくなるよう望んだが、気候条件を考えると、クラシックを11月に組み込むことは不可能だった。
またジロの開催期間の問題もあった。UCIは本来の会期(21ステージ)を確保する考えには賛同した。ただ、これは同時に、日曜日にはクラシックとの競合を受け入れなければならないということなのだ。
引用: l’EQUIPE.fr 2020年5月5日 David Lappartient (président de l’UCI) : « le programme du mois d’octobre a été le plus compliqué à établir »
text:五色の猫
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