誰も知らなかった僕│ヴィンチェンツォ・ニバリ
- 2020.05.19
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- V.Nibali

レースがない時期だからこそ、自宅で家族と過ごす時間が多いからこそ、これまで隠していた素顔をさらけだせる……。そんなヴィンチェンツォ・ニバリのインタビューが、5月14日付のCorriere dello Sport-Stadioに掲載された。
子供の頃はひどく悪ガキで、野良猫のようだったこと。そんな自分にとって突破口となったものこそが、自転車だったこと。娘のエンマは自分に似てきたが、自転車競技はやってほしくないこと。いつかルーベを走ってみたいこと……。
中でも注目すべきが、「本当のニバリ」とは。
なにしろ夫人がTikTokに投稿したダンス動画は、ファンたちにとっては少々衝撃的だった。レース現場では至って生真面目な姿しか見せないニバリが、自宅キッチンではリラックスした服装で、コミカルに踊っているのだから!
もしかしたらみなさんは、もっと僕のリアクションが欲しかったのかもしれない。でもレースで集中している時は、笑ったり冗談を行ったりする時間なんてない。常に自分の全てをさらけ出すことなんて不可能だし、使い分けるべきだよね。テレビに出演するときの僕は、かしこまった態度を取っているけど、SNSでの僕は、家で友達といるときの僕。みなさんがきっと知らなかった僕だよ。
これぞ僕だ。笑ったり、冗談を飛ばしたり、他人をいじったりするのが好き。ちょっとクレイジーで、アーチストなのさ。
引用:TUTTOBICI WEB 2020年5月14日付 NIBALI: «BETTIOL È UN TALENTO, MA ANDREBBE PRESO A BASTONATE. IO? ERO UN TEPPISTA»
text:五色の猫、photo:Trek-Segafredo
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