東京五輪延期 | 選手たちの反応(1) ニバリ、バルベルデ

東京五輪延期 | 選手たちの反応(1) ニバリ、バルベルデ

3月24日(火)の東京五輪延期のニュースを受け、有力メダル候補たちがSNS等を利用しコメントを発表した。

モニュメントの中でもひときわ上りが厳しいイル・ロンバルディアを2015年・2017年の2度制し、東京五輪のヒルクライマー向けコースに大いに意欲を燃やしていたヴィンチェンツォ・ニバリ(Trek – Segafredo)1年後に目標を素早くスイッチ。36歳の夏、4度目の五輪で金獲りを目指す。

五輪委員会の選択は正しい。世界はこの非常事態と戦うべき。スポーツは今でなくてもいい。東京五輪は僕にとっておそらく最も重要な今シーズンのゴールだったけれど、僕の野望は変わらない。2021年の五輪に向けて、懸命に準備を重ねるよ

 


一方で1年後には41歳になっているアレハンドロ・バルベルデ(Movistar Team)は、チームのビデオで想いを語った。アルデンヌクラシックで9勝を誇り、2018年秋には念願の世界チャンピオンにも輝いた稀代のパンチャー・クライマーにとって、東京は5度目の五輪挑戦。過去最高位は2008年北京五輪の13位だ。

五輪延期は避けようがなかった。健康が第一だし、選手はトレーニングも満足にできない状態だ。

2021年に五輪が開催され、代表に選ばれることができたら、このレースのために自分のベストを尽くしたい。41歳になって、さまざまなことがより難しくなっているとは思う。でも2021年はフルシーズン走るつもりだったから、まだしっかり走れると思う。引退を延ばすかは考えていないよ。

 

text : 五色の猫 photo : Trek – Segafredo / Movistar Team