UCIが2020ロードカレンダーの新日程について基本路線を発表
- 2020.04.16
- グランツール ジロ・デ・イタリア ツール・ド・フランス ブエルタ・ア・エスパーニャ 特集 | 新型コロナ
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ツール・ド・フランス主催者が公式に新日程を発表したのとほぼ同時(4月15日午後13時過ぎ)に、UCI(国際自転車競技連合)からも2020年国際レースカレンダーの新日程について、基本路線が発表された。
新型コロナウイルス感染の世界的な拡大に伴い、3月後半から一切のレース活動が停止。コロナ問題収束後のレース再開のシナリオを検討し、UCIは国際レースカレンダーの見直し作業を行ってきた。
国際レースカレンダーの新日程について、UCI、AIOCC(国際レース主催者協会)、ツール、ジロ、ブエルタ、フランドル・クラシックの主催者、 AIGCP(国際プロ自転車チーム協会), CPA(プロ選手協会)の代表者がビデオ会議で協議を行い、今回の発表に至ったという。
今回発表された、新レースカレンダーの基本路線は以下の通り。
- 現在6月1日までとなっているUCIレースの中断期間を7/1まで延長。WT(ワールドツアー)カレンダーのレースは8/1まで中断とする。
- ツール・ド・フランスは8月29日~9月20日の新日程で開催する。
- ロード世界選手権(スイス)は既定の9月20~27日開催のまま変更はなし。なお、競技プログラムの変更は行われない。
- ロード世界選手権のあとにジロ・デ・イタリア、ジロのあとにブエルタ・デ・エスパーニャを開催する。日程は今後調整する。
- 各国の国内選手権は8月22~23日の週末に開催される。
- ヨーロッパ選手権(イタリア)は既定の9月9~13日の日程で開催される。
- もっとも格式の高いワンデークラシックである5大モニュメント(ミラノ~サンレモ、ツール・デ・フランドル、パリ~ルーべ、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、イル・ロンバルディア)は開催される。日程は今後発表される。
- なるべく多くのUCIレース、特にWT(ワールドツアー)カレンダーのレースを今季中に開催できるよう日程を再調整する。
- 5月15日までに、UCI女子WTカレンダーを含むすべての国際レースカレンダー(男子・女子、すべての競技)の新日程を発表できるよう調整を続ける。ただしこのカレンダーは世界的な新型コロナウイルス感染拡大の状況次第によって変更となる可能性が常にある。
text:五色の猫
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